闇金ウシジマくん第1巻 – 弁護士顔負けの闇金業者の知識

ウシジマくん

※出典:闇金ウシジマくん第1巻より

またまた闇金ウシジマくんの第1巻のやり取りから。
ウシジマくんは1巻から強烈なメッセージを読者に投げかけてきます。

丑嶋「あの中にはよ、旦那に内緒で街金と闇金から合計800万円借金してるバカもいるよ。」
高田「800!?ひぇーバカじゃん!」
丑嶋「楽天的な主婦は現実を直視しねぇ。借金がどんどんかさんで、泥沼にどっぷりはまってるのにケロッとしてやがる。」
高田「でもどうやって主婦があんな大金返すんですか?」
丑嶋「ダンナだよ。返済に詰まったらダンナが立て替える。特に公務員やサラリーマンのダンナだと楽だな。」
高田「なんでですか?」
丑嶋「やつらは家計の管理に無頓着だし、女と子供のいいなりの腑抜けばっかだ。だから主婦はよ、俺たち闇金業者の上客さ!」

現実を直視しない人間が借金をする。
しかも、自分が泥沼にはまっていることに気付かずケロッとしている。

この部分がまさに核心をついているのではないでしょうか。
多重債務者の典型例なのでしょう。

そんな無責任な人たちから、どうやって貸した金を回収するのか?と聞いてきた高田に対してウシジマくんは言います。

丑嶋「『回収できんすか?』じゃねぇ。回収すんだよ!俺たち闇金の客は社会の最底辺ギリギリの連中だ。銀行はもちろん、大手消費者金融から見放されたブラックリストの連中だ。人並み以下のくせに人並みに暮らしてる、身の程知らずの屑どもに終止符を打つのが、俺たち闇金の仕事だ。

…ぐうの音も出ないほど強烈なセリフです。
ただ、次の場面では回収が難しいときの策も用意していることが分かります。

(来客との面談シーン)

ええ、パチスロとイメクラにはまって借金嵩みました…
ボーナスでないし減給されちゃうし、サラリーマンもきつきつっす。
5万円でいいから貸してください。

 ̄ ̄
向かいのスーパーのせいでうちの八百屋はカツカツだよ!
とりあえず5万でいいから貸してくれ。頼んます。

 ̄ ̄
夫がリストラで家のローンが滞りました。
今、家を売っても安値で借金だけ残ります。
生活費に5万貸してください。

なぜかどの相手に対しても5万円しか貸さないウシジマくん。
ちゃんと理由があります。

丑嶋「5万円にしてんのにも理由があるんだぜ。」
高田「少額なら回収しやすいからっすか?」
丑嶋「ああそれもある。だが本当の理由は生活に困った奴は自治体から生活福祉資金が5万円借りられる。
高田「ああ、5万なら取りっぱぐれがないのか。」
丑嶋「そんなこと学校じゃ教わらないから誰も知らねぇよな。」

まさに学校で教えてくれないお金のハナシです。
生活福祉資金とは低所得者や高齢者、障害者を支えるための融資制度ですが、お金の話であればそんな難しいところまで分かっているのが闇金業者です。

闇金=儲かる と安易に考えている高田に対して厳しく言います。

丑嶋「いや、そうでもねぇぞ。最近は債務者に弁護士や司法書士が踏み倒しのレクチャーすっし、ヘタに追い込んだら警察にパクられるリスクもあるからな!だが、なめた債権者を追い込むときはとことんやるぜ。とことんな!」

ウシジマくん第1巻の教訓

優秀な闇金業者は弁護士顔負けの知識で対抗します。ミナミの帝王こと萬田銀次郎もそうですね。逆に言えば、闇金という沼にはまってしまえば、相当な知識があっても抜け出すことは難しいということです。

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